使い方ガイド
SSem TouchOTP 1.0.1 時点の内容
アプリの画面は韓国語と英語で表示されます。それ以外の言語に設定された Mac では英語で表示されます。
1. インストール
- Mac App Store で SSem TouchOTP を購入してインストールします(入手)。アップデートも App Store が自動的にインストールします。
- アプリケーションフォルダまたは Launchpad から起動すると、Dock ではなくメニューバーに錠前のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックするとパネルが開きます。
以前にこの Web サイトからダウンロードした DMG 版を使用している場合は、App Store 版をインストールすると、アプリケーションフォルダのアプリが置き換えられます。保管庫とアカウントはそのまま維持されます。
必要なもの:macOS 14 以降、Touch ID(内蔵、または Apple シリコン搭載 Mac に接続した Touch ID 搭載 Magic Keyboard)、macOS のログインパスワード、1つ以上の登録済みの指紋。
2. 初期設定
- メニューバーのアイコンをクリックし、Create Vault with Touch ID をクリックします。
- Touch ID のウインドウで指紋を一度読み取らせると、保管庫が作成され、すぐに開きます。
保管庫は、アカウント情報を収めた暗号化ファイルです。その鍵はこの Mac の Secure Enclave にあり、現在登録されている指紋でのみ使用できます。Touch ID のウインドウにはパスワード入力ボタンがありません。パスワードで開く手段がないよう、意図的にふさいでいます。
3. アカウントの追加
パネル下部の Add Account をクリックすると、3つの方法があります。先にサービス(例:GitHub、Google)の2段階認証の設定画面で、QR コードまたはシークレットキーを表示しておいてください。
QR Image
- ペースト:⌃⇧⌘4 で画面上の QR コードの範囲をクリップボードにキャプチャしてから、QR Image タブでペーストします。
- ファイル:パネルの Choose File in Window… をクリックすると、別ウインドウで画像ファイルを選択できます。別ウインドウには画像ファイルをドラッグ&ドロップすることもできます。
- PNG、JPEG、HEIC、TIFF、GIF、BMP の画像を読み取ります。QR コードはこの Mac 内でのみ認識し、画像は保存しません。
プレビューで発行者とアカウント名を確認してから、Add をクリックします。
QR 画像にはシークレットキーが含まれています。アカウントを追加した後は、スクリーンショットファイルを削除してください。ペーストした画像は読み取った直後にこの Mac のクリップボードから消去しますが、クリップボード履歴アプリを使っている場合は、その履歴からも削除してください。
Paste Address
otpauth:// で始まるアドレスをペーストすると、シークレットキーを表示しないプレビューが表示されます。追加した後もクリップボードにそのアドレスが残っていれば消去します。
Manual
発行者、アカウント名、シークレットキー(Base32)を入力します。必要に応じて、時間ベース(TOTP)・カウンターベース(HOTP)、アルゴリズム(SHA-1・SHA-256・SHA-512)、桁数(6〜8)、周期(15〜120秒)を変更できます。シークレットキーの欄は、入力した文字が隠されるセキュア入力欄です。
4. Google Authenticator からの移行
- スマートフォンの Google Authenticator で、メニュー › アカウントを移行 › アカウントのエクスポートを開き、移行するアカウントを選択します。
- 画面に表示された QR コードを Mac に取り込みます。たとえば、別のデバイスで写真を撮って AirDrop で送るか、スマートフォンのスクリーンショットを Mac に送ります(スマートフォンによっては、この画面のスクリーンショットが撮れないようになっている場合があります)。
- SSem TouchOTP の Add Account › QR Image に画像をペーストするか、ウインドウでファイルとして追加します。
- アカウントが多く QR コードが複数枚ある場合は、すべて追加してください。「1 and 2 of 3」のように進行状況が表示されます。
移行が済んだら、スマートフォンと Mac に残っている QR コードの写真を削除してください。Google Authenticator のアカウントはそのまま残るので、スマートフォンでも使い続けるかどうかはご自身で決めてください。
5. コードの使い方
- アカウントの行をクリックするとコードがコピーされます。コピーしたコードは30秒後に自動的に消去され、ほかのデバイス(ユニバーサルクリップボード)やクリップボード履歴アプリに渡らないようにマークされます。
- 右側の円は、コードが変わるまでの残り秒数です。10秒以下になるとオレンジ色、5秒以下になると赤色に変わります。
- カウンターベース(HOTP)のアカウントでは、コードがまだ表示されていないときに行をクリックするか、↻ ボタンまたは右クリックメニューの Generate and Copy Next Code をクリックすると、新しいコードが生成され、カウンターが1増えます。すでに表示されているコードをもう一度クリックしても、同じコードがコピーされるだけで、カウンターは変わりません。パネルを閉じるとコードは再び隠れるため、次のクリックでは新しいコードが生成されます。必要なときだけクリックしてください。
- アカウントを右クリックすると、Copy Code と Delete… があります。削除したアカウントは元に戻せません。
6. ロック
- 設定した時間(デフォルトは1分)のあいだ何も操作しないと、自動的にロックされます。
- 画面のロック、スクリーンセーバ、スリープ、ユーザの切り替え時には即座にロックされます。
- パネル上部の錠前ボタンか Settings › Lock Now で、すぐにロックできます。
- ロックされた状態でパネルを開くと、Touch ID のウインドウが表示されます。キャンセルした場合は Unlock with Touch ID をクリックしてください。
- ロック時には、まだ追加していない QR コードの読み込み内容と、クリップボードのコードも一緒に消去します。
7. バックアップと復元
指紋を追加・削除すると、保管庫は二度と開けなくなります。アカウントを追加するたびに、新しいバックアップを作成しておいてください。アカウントが変わったのにバックアップがない場合は、一覧の上に通知が表示されます。
バックアップの作成
- Settings › Export or Import Backup… をクリックします。バックアップ画面は別ウインドウで開きます。
- Generate Random Passphrase をおすすめします。生成したパスフレーズをクリックするとコピーされるので(30秒後に自動消去)、紙やパスワードマネージャーに書き留めてください。自分で決める場合は12文字以上が必要で、繰り返しや連続した文字のような単純なものは受け付けられません。
- 確認欄に同じパスフレーズを入力し、Confirm with Fingerprint and Export… をクリックしてから、保存先を選択します。
バックアップファイル(.touchotp)は、パスフレーズから生成した鍵(PBKDF2-SHA256、60万回反復)と AES-GCM で暗号化されます。外付けディスクや USB メモリなど、この Mac の外の安全な場所にも保管してください。
バックアップのインポート
- 同じバックアップ画面で Choose Backup File… からファイルを選択し、パスフレーズを入力します。
- Import をクリックすると、バックアップのアカウントが現在の保管庫に追加されます。すでにあるアカウント(同じシークレットキー)はスキップし、既存のアカウントの設定とカウンターは変更しません。
パスフレーズを忘れると、バックアップを開く方法はありません。私たちも復元できません。
8. 指紋を変更したとき
指紋を追加または削除すると、macOS がセキュリティキーを無効化し、アプリには「The vault can’t be opened」画面が表示されます。この画面は何も削除しないのでご安心ください。
- Try Again でもう一度確認します。指紋を変更したのであれば、引き続き開けません。
- Reset… をクリックします。既存の保管庫ファイルは削除せず、別に取っておきます。
- Create Vault with Touch ID で新しい保管庫を作成します。
- Settings › Export or Import Backup… でバックアップファイルをインポートします。
画面に「The vault file is missing or unreadable, but the security key is fine」と表示される場合は、指紋の問題ではありません。ファイルを元に戻して Try Again をクリックするか、Start an Empty Vault with the Same Key… を選択できます。
ロック解除後に「An older copy of the vault file was opened」という警告が表示された場合は、保管庫ファイルが以前のコピーに置き換えられています(例:Time Machine からの復元)。自分で戻したのでなければ、誰かがファイルを差し替えた可能性があるので、アカウントの一覧を確認してください。問題がなければ Keep This State をクリックします。
9. 新しい Mac への移行
保管庫ファイルは作成した Mac の Secure Enclave に結び付けられているため、コピーしてもほかの Mac では開けません。以前の Mac でバックアップを作成し、新しい Mac にアプリをインストールして保管庫を作成してから、そのバックアップをインポートしてください。
10. 設定
- Language: Use System Setting・한국어・English から選択します。変更後に Restart Now をクリックすると適用されます(再起動するとロックされた状態で開きます)。
- Auto-Lock: 何も操作しないときにロックするまでの時間(30秒・1分・2分・5分)を選択します。
- Screen Capture: Hide from Screenshots, Recording and Screen Sharing をオンにすると、このアプリのウインドウはキャプチャに表示されません(デフォルトはオフ)。画面共有でこの Mac をリモート操作している間は、パネルも表示されません。
- Backup: 最新のバックアップがあるかどうかを表示し、バックアップ画面を開きます。
SSem TouchOTP は一度に1つしか起動できません。すでに起動しているときに別の場所にあるアプリを開くと、案内を表示して終了します。2つが同時に開いて同じ保管庫を上書きしてしまうことを防ぐためです。
11. アップデート
アップデートは Mac App Store が処理します。アプリ自体はインターネットに接続しないため、新しいバージョンを自ら確認することはありません。アップデートしても保管庫とアカウントはそのまま維持されます。
12. アンインストール
- 必要であれば、先にバックアップを作成します。
- アプリを終了し、アプリケーションフォルダから SSem TouchOTP をゴミ箱に移動します。
- アカウントデータまで消去するには、Finder で ⌘⇧G を押して
~/Library/Containers/com.levelupsoft.touchotpフォルダを削除します。
この Mac のキーチェーンには、Secure Enclave の鍵と封印された保管庫の鍵(世代番号を含む)が残ります。保管庫ファイルがなければ、これらだけでアカウント情報を復元することはできません。再インストールして新しい保管庫を作成すると、これらの項目を置き換えるかどうかを確認されます。
その他のご質問はサポートページをご確認ください。